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127フィルム切り出し図解①

  • Kazuyoshi Kawasaki
  • 5月15日
  • 読了時間: 2分

 もったい付けずに早く教えてよ!という声も少なくないので、切り出し方法をご開帳します。なお「FCK127 / 120 TO 127 Film Cuttur」(以下、FCK127)での切り出し方法は何も変わりません。その行程の中で、127フィルムの適正サイズに収まるよう調整する方法がこちらの図解となります。ありものの図に上書きしているため少し見にくいのはご容赦を。




 実際に作業を始める前に、こちらのFCK127の公式動画を見て予習をしておいてください。


 予習が済んだところで、図解の解説をしていきます。使うフィルムは、温かみのある色調と扱いやすいISO感度、そしてカラープリントのしやすさで個人的にはお気に入りのカラーネガフィルム「Kodak GOLD 200」のブローニーフィルムを使って切り出しをします。


①120裏紙を225mmカット

 まずは、ブローニーフィルムのテープを剥がし、裏紙の先端から”225mm”をカッターなどで切ります。(次に切り出すフィルムのガイドとして利用)

 切った裏紙の先端をFCK127の127/110ガイドで先端を整える。


②裏紙先端から145mmにスタートマーク用のラインを引く

 127/110ガイドで整えた裏紙先端から”145mm”に黒マジックなどで線を引き、STARTなどの目印となる文字入れをする。


③FCK127で127/110へ切り出し

 FCK127公式動画の手順で切り出す。

 ※切り出しの際、一気にしっかりと切り出すこと。途中で手を止めたりすると巻きが緩み、光線漏れの原因にもなります。また、FCK127本体は、机上などに置いて固定して切り出すと、中のフィルム幅も安定します。


④切り出し完了

 127用はもちろん、残る16mm側も利活用できるので、巻きが緩まないようFCK付属の留め具(赤色のパーツ)で固定しましょう!

 切り出したフィルムを取り出す際は、被らせないよう明室とはいえなるべく光が当たらない場所等で取り出すこと。取り出したら、留め具でフィルムの巻きの緩みを防ぎ、16mm幅側をテープ留めておきます。


 ちょっと長くなったので、2回に分けて解説します。次回は、切り出されたフィルムを巻き直します。


●FCK127の詳細はこちら


Kazuyoshi Kawasaki

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