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127フィルム切り出し図解②

  • Kazuyoshi Kawasaki
  • 5月15日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月17日

 前回(ブローニーから切り出し完了)からの続き、いよいよ127スプールに巻き直します。くどいようですが金属スプールを使ってくださいね。


⑤裏紙を210mmカット

 127スプールに巻き直す前に127フィルム幅になった裏紙をほどき先端から”210mm”カット(次に切り出すフィルムのガイドとして利用)し、先端を127/110ガイドを利用して整える。

※カット後は、FCK付属の留め具で巻きを留めることはできますが、緩くなるので光線漏れに注意して作業を。



⑥フィルムを160mmほどカット

 ブローニーの長さのフィルムを127用に揃えるため裏紙とフィルムを慎重にほどきフィルム先端から約”160mm”ほどカットし(カッティングマットの下に裏紙を、マット上にフィルムを這わせると作業がしやすい)、マスキングテープやセロハンテープで裏紙に留める。

※明室での作業なので、フィルム後端側は感光するため最終コマに影響が出る場合があります。



⑦FCK127で127スプールへ巻き直す

 巻き直す際もFCK127を机上に固定し、安定した状態で一気に巻き直してください。巻き直すスプールは、”金属スプール”を使用すること。

※プラ製スプールの場合、この巻き直す段階で爪が折れてしまうことが多い。


⑧巻き直した127フィルムロールを巻き締めして完成!

 巻き直したフィルムロールを取り出す際、巻きが緩まないように注意。(127フィルムを取り出したら、素早くFCK127本体の蓋をして残った16mm幅のフィルムを露光させないようにしましょう)


 取り出した後も、さらに巻き締めをし、速やかにフィルムケースに格納。

※フィルムの両サイドから光線漏れを起こしやすいので、かぶりやすいフィルムの場合はより注意が必要。


 以上がFCK127によるブローニーフィルムから127フィルムへの切り出し作業工程です。

 数本切り出せばコツや注意するポイントも自身でも気がつくはずです。是非、自分好みのフィルムで127フォーマットの写真作品を作り上げてみてください。


●FCK127の詳細はこちら


Kazuyoshi Kawasaki

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