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フィルムプロセッサ”AGO”がやってきた!

  • Kazuyoshi Kawasaki
  • 5月1日
  • 読了時間: 2分

 少し前にSNSのXやFacebook、instagramなどで騒がれた、フィルムの自動現像機「AGO FILM PROCESSER」(以下、AGO)のことを覚えている方もいるだろう。私自身、110、135、127、120のフィルムをLPLやマスコの金属リール&タンクを使って普段現像を行っているが、以前は127フィルムの現像にパターソンタンクを使用していたため、興味を引かれていた製品だ。プロセッサといえば、JOBO CPE-3 Processerがとてもメジャーな存在ですが、お値段が30万円越えをする高価なものでとても個人レベルでは手が届きません。それに比べると、439€とかなり廉価(人にもよる)なのと、手持ちのパターソンタンクやリールも利活用できるのでハードルがぐっと低い。そんな、AGOを127フィルムで大変お世話になっている、かわうそ商店さんが国内販売の取り扱いに乗り出すという話を中古カメラ市(2025年2月)で伺い、実機も拝見させてもらいました。しかも、取り扱いに当たって、本体の日本語表示(ローカライズ)とともに、きちんとした日本語取説も準備されているという。そして、今回そのAGOをお借りする機会を得たので、こちらのサイトでレビューを紹介していきます。


○パッケージ

かなりよれてますが試供品のためです。


モノクロ、C-41、E-6の設定温度も示されていたり情報量多めです。



○製品構成

135 x 2本が同時現像できるタンク&リール等付属。


横置きのみならず、縦置きでも使用可能

【注】温度センサーは水平攪拌時のみ機能します。



既成のパターソンタンクとの違いは、こちらの中蓋?(FUNNEL)に液抜き用の穴が3つ空いている点です。



 使用するタンクサイズによりますが、この構成ではかなりコンパクトなので洗面所のみならず、机上などスペースに余裕がない場所でも現像作業が可能と言えます。





○対応するフィルムフォーマット

135/127/120/4x5*/8x10*

*専用のリールが必要


○現像プロセス

モノクロ/C-41(カラーネガ)/E-6(カラーリバーサル)/ECN-2(シネフィルム)/RA-4(カラー印画紙現像)


 次回は、AGOの肝となる現像プログラムについて紹介します。


●AGOの詳細はこちら

★日本語ローカライズ版についての問い合わせは、「かわうそ商店」さんのお問い合わせフォームからお願いします。


Kazuyoshi Kawasaki

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