二眼カメラあるある?!
- Mika Morizaki
- 6月5日
- 読了時間: 3分
フィルムカメラを使っていると、起こりうる失敗の数々。レンズキャップを装着したまま撮影。蓋を開けたら、フィルムが装填されてたり、入ってなかったり。最初は慎重なので失敗はないが、慣れた頃に、えっ?嘘でしょ!!と青くなる事をやらかす。そして、二眼ならではの失敗も色々。よくやってしまいがちな事をちょっと書いてみようと思う。既に経験済みの方々には、そうそうあるよね!と頷いてもらえるのではないかと思う。まだの方、お気をつけての意味を込めて。
うっかりレベル1 名付けて「開けてびっくり!!」
しばらく使ってなかったカメラで撮影しようと、どのフィルムを入れようかと吟味し、蓋を開けたら...
あら不思議、すでにフィルムが入っていた。慌てて蓋を閉め、大丈夫、室内だし、一瞬だったからとなかった事にする。しかし、現像後、なかった事に出来なかった事を知る。127フィルムはロールフィルムなので、隙間から光線漏れとなるのである。
うっかりレベル2 名付けて「迷作の予感」

花や草など、低い位置で撮影。夢中でシャッターを切り、傑作が撮れたかもと喜んで現像し、何やら予定外の物が写り込んでいた事を知る。そう、被写体を覗いているビューレンズには無いが、実は撮影レンズのテイクレンズには、予定外の物がレンズの前にあるという事が...最悪、撮影したかったものが全く写っておらず、がっくりとなる。しかし、まれに、狙ってもなかなか撮れないであろう感じの作品になる事もある。まさに「迷作」が生まれるのである。
テイクレンズに有刺鉄線→
うっかりレベル3 名付けて「汗だく」
戦前の127カメラを使うには、巻き取り用に金属のスプールをお勧めする。現在の127フィルムのスプールは、プラスチックである。巻き取りに負荷のかかる戦前カメラは、頭の部分が折れる事がある。スプールを入れようとして、上手くはまらない時は、軸の頭の部分が折れて残っている時が多い。振って出せるなら運が良い。振っても、まったく出て来ない時も多い。細いもので上手く出せればまだ良いが、ピッタリハマって、どうにもならない時もある。仕方がないので、細いドライバーの様な物で、汗だくになりながら悪戦苦戦しながら取り出す羽目になる。それが地味に時間がかかるのだ。大丈夫だろうと使って痛い目を見た者から言わせて頂くと、戦前カメラには、巻き取りに金属スプールを使う事を強くお勧めする。
うっかりレベル4 名付けて「号泣」
カメラを持って撮影とウキウキしながらお出掛け。さて、フィルムを装填しようと蓋を開けたら... 巻き取り用のスプールが入ってない!!これはまさに悲劇の幕開けだ。そんな大袈裟な、たかがスプールでしょと思われるかも知れないが、蓋を開けて気付いた時のなんとも言えない喪失感。これは経験した者にしかわからない。そして、127のスプールは、途中で調達するのが難しい。ほぼ絶望的と言っても良いだろう。出掛ける前、ぜひ、確認する、あるいはフィルムを装填してから出掛ける事をお勧めする。それでも、忘れた頃にうっかりとやらかしてしまったりするのだが... 他にも色々あるのかもしれない。次回パート2があるのかないのか。
Mika Morizaki